新年のご挨拶

愛知県左官業協同組合 理事長 伊藤充隆

 新年あけましておめでとうございます。組合員の皆様には平素より組合事業運営にご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
 昨年は新型コロナウイルス感染者が夏にオミクロン株の第7波の影響で過去最高となりましたが、ワクチン接種効果や対策をとったことで危機的状況ではなくなりました。秋にはイベントも徹底した感染防止対策の上の開催制限緩和になりました。年末年始に第8波がやってきましたがW杯のTV中継を視聴していると世界的にはコロナ禍は終わっているように感じます。もちろん組合は今年もウィズコロナです。
【技能五輪】中国がゼロコロナ政策をとったため技能五輪国際大会上海が中止となり特別大会として左官職種は10月フランス・ボルドーで開催されました。日本は敢闘賞でした。11月には第60回技能五輪全国大会が幕張メッセで開催され愛知県は4名出場しました。事業所より大倉陽介君(キド業務店)、浅野心咲さん(住友林業、見事!銅メダル!)。市工芸の女子2名は2回目です。選手を指導された皆様有り難うございました。そしてニュースです。技能五輪全国大会が今年11月に愛知県国際展示場で開催されますが先日、知事が「ものづくり日本一の県として今後、連続開催し『ものづくり甲子園』にしたい」という構想を言われました。小中高生に見学等をしていただき、これからも若い人の人材確保・育成に活用していこうと思います。左官職種の競技補佐や設営・撤去、ものづくりマイスター等の選手指導等、組合員の皆様の協力を宜しくお願いします。

【愛知県左官高等職業訓練校】今年度は8名の入校があり全学年で17名在籍しています。在籍中の三年生の中から技能検定試験に臨む方もいました。技能検定は本年度はコロナ前の会場に戻り当会館で間隔をあける等コロナ対策をし期日を増やして行われました。
【行事】「尾張名古屋の職人展」が名古屋まつりに併設されオアシス21で開催されました。一粒会の皆様のステージパフォーマンスも絶好調でした。青年部の「京都愛知親睦野球交流会」も復活し試合結果(逆転負け)はともかく「色土」の話が聞けました。今年は家族交流もできる「技能プラザ」が年度末に、後半に京都交流会が60回記念大会、建設系高校「合同体験フェアー」等の計画があり組合に活気が戻ってきます。
【登録左官基幹技能者新規講習会】7月に開催されたこの資格は職人の能力が正しく評価される建設キャリアアップシステム(以下CCUS)の最上位レベル4(ゴールドカード)が申請できます。CCUSは外国人材を受け入れる技能実習制度と特定技能制度の存続・再編にとっても有効だと考えるので推進していきます。。
【インボイス・一人親方・働き方改革】今年から制度が大きく変わります。
【全国左官タイル塗装業健康保険組合】現在の健康保険証が2024年秋に原則廃止されマイナンバーカードに一本化する方針が政府から発表されました。
 世界は昨年からロシアのウクライナ侵攻によりSDGsも話しづらくなった気がします。戦争反対!平和が一番です。今年は感染対策をとった上で対面にて事業を推進し「組合員全員がプライド・夢・希望の持てる業界」にするためにも皆様のより一層のご支援をお願い申し上げます。
 最後になりましたが皆様方のご健康とご多幸を祈念しまして新年のご挨拶とさせていただきます。

機関誌『愛左協2023』P1,P4

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