新年のご挨拶

愛知県左官業協同組合 理事長 伊藤充隆

 組合員の皆様には平素より組合事業運営にご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
 昨年は新型コロナウイルスの感染者が東京オリンピックとお盆の時期の第5波で爆発的に増えました。その後はワクチン接種の効果とマスク着用等の対策で感染者と死亡者数が急速に減少しています。しかし、年末年始からの第6波への備えはこれからも続けないといけません。
 その中、昨年2月に初めて3級技能検定を年度後期で左官会館にて実施しました。その後、技能五輪予選を兼ねた2級技能検定でも合格された山本愛唯さん(市工芸)は検定制度の改正後、偶然起きたコロナ禍の出来事の中で現役高校生で初めて(それも2年生)2級左官技能士になりました。今後の活躍を期待します。一昨年中止された技能検定を今年度は名古屋会場から広いスペースがとれる県立城北つばさ高校に場所を移し実施されました。異例なことばかりでしたが講習会や検定準備、設営・撤去に例年より多くの組合員の協力のおかげで無事終わることが出来ました。
 昨年も「京都愛知親睦野球交流会」、一粒会の一大イベント「尾張名古屋の職人展」、青年部の家族交流もできる「技能プラザ」、「建設系高校入職促進事業(出前授業)」などが中止になる中、第5回「建設専門工事業合同体験フェア」が感染者が減少したベストな時期に開催されたのはよかった。
 今年度、人材育成として運営する愛知県左官高等職業訓練校に6名の入校があり全学年で19名在籍しております。職業訓練の競技大会である第59回技能五輪Tokyo大会が12月東京ビッグサイトで開催されたが今回は訓練生の中からの出場はなく事業所から事業主の協力の下、百合嶋岬君((株)佐々木美建)と前出の山本さんの2人が愛知県選手として出場し、見事、百合嶋君が銀メダルを獲得しました。選手を指導された皆様有り難うございました。
 日左連副会長として私が担当の技能五輪は若い人の技能競技大会を活用した人材育成で、SDGsの「4 質の高い教育をみんなに(職業訓練)」、「5 ジェンダー平等の実現(女性の雇用)」、「8 働きがいも経済成長も」、「9 産業と技術革新の基盤をつくろう」が目標になる。NHKの「未来スイッチ」で「若者がやめない会社」と紹介された左官店は「8 働きがいも経済成長も」にはいる。これからも若い人の人材確保・育成に力を注がなければならない。
 また、新型コロナウイルスの影響が技能実習生や新制度の特定技能の外国人の出入国や制度そのものにも影響を及ぼしている。特定技能は技能実習生等からの移行のほうが現実的になっているが本来の制度をしっかりと確立しなければならない。
 若い人や外国人労働者の雇用につなげるためにも職人の能力が正しく評価される建設キャリアアップシステム(CCUS)の運用にこれからも期待したい。
 昨年後半に組合の重鎮が次々と逝ってしまわれた。元日左連副会長であり愛知県の左官の長であった横井様、組合が困ったときに助けていただいた藤野様、現役役員で助言いただいた藤沢様。ご冥福をお祈りいたします。
 今年は新型コロナウイルス対策をとった上で事業を推進し「組合員全員がプライド・夢・希望の持てる業界」にするためにも皆様のより一層のご支援をお願い申し上げます。
 最後になりましたが皆様方のご健康とご多幸を祈念しまして新年のご挨拶とさせていただきます。

機関誌『愛左協2022』