新年のご挨拶2017

愛知県左官業協同組合 理事長 伊藤充隆

新年明けましておめでとうございます。
組合員の皆様には平素より組合事業運営にご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
昨年は「左官工事PR」として二人の身近な方がテレビで活躍された年でした。一人目はNHK大河ドラマ「真田丸」の題字で話題となった挾土秀平さんです。彼は当組合に関係が深く以前は一粒会の会員でした。職人展のステージにも度々出演していただきました。すばらしい感性の持ち主で同じ左官屋として誇らしく思いました。そして二人目は「DASH島」(日テレ)の「三和土を応用した竹筋コンクリート製水路」を半年に亘り作製指導して実際番組にも登場していました纐纈勇夫さんです。左官がTVというメディアに紹介され、それも「土」が共通しているのが今の時代に求められているものなのかという気がいたしました。組合として活動する昨年で8年目となりました「県立工業高校への出前授業」が3校から2校へと減りました。その代わりのように一般向けの「建設業人材育成事業基礎コース」が始まりました。講師の方々には今年もよろしくお願いいたします。
また、恒例の一粒会の皆様の協力で「尾張名古屋の職人展」、青年部の皆様の協力で「技能プラザ」に出展できました。最近は磨き泥ダンゴだけでなく土壁塗り体験の人気が有ります。皆、土に癒されていると思いました。
十月に山形県で開催されました技能五輪全国大会では愛知県より3名出場しました。2年連続出場の村上竜規君(春工業)は敢闘賞のメダルを獲りました。今回も名古屋市立工芸高校から現役高校生が出場しました。しかも女子です。田中絢可さん(2年)と長谷川瑶子さん(1年)の二人です。長谷川さんは左官職種、史上最年少出場で「競技委員特別賞」をいただきました。ご指導していただきました丸山忠夫さん中山豊さんありがとうございました。当組合の職業訓練校も21名の生徒が在籍しております。事業主の協力の上で生徒が技能五輪に出場できる日も近いのではないかと期待しています。この技能五輪全国大会は2019年2020年と愛知県での連続開催が決まっています。若い人たちの左官業界への入職につながるので今後とも皆様のご協力をお願いいたします。
「組合員全員がプライド・夢・希望の持てる業界」にするために今年も一粒会・青年部はじめ組合員の皆様方のご協力を仰ぎながら組合を盛り上げていきたいと思います。より一層のご支援をお願い申し上げます。
最後になりましたが皆様方のご健康とご多幸を祈念しまして新年のご挨拶とさせていただきます。

機関誌『愛左協2017』