新年のご挨拶
愛知県左官業協同組合 理事長 伊藤充隆

新年明けましておめでとうございます。組合員の皆様には平素より組合事業運営にご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

平成最後の夏に10年に及ぶ工事を経て名古屋城本丸御殿が完成し公開された。豪華絢爛、素晴らしい。東南・西南・西北の3隅櫓同時公開などで改めて名古屋城のすばらしさを知り木造天守閣(日本一大きく正確な図面のある城)をはじめ東北隅櫓・正門等の文化的価値のある復元が今後楽しみです。組合では「名古屋城秋まつり」の中で本丸御殿広場にて今年開催の技能五輪あいち大会の一年前イベントに協力しました。

昨年は例年にも増して事業が多くありました。
PR活動として、一粒会の皆様の「尾張名古屋の職人展」は名古屋まつりと共催のため非常に多くの来訪者とステージもあり大変でした。青年部の「技能プラザ」は技能五輪国際大会日本招致PRのためAKB48チーム8がきて異様な盛り上がりでした。

担い手確保・育成は、当組合の愛知県左官高等職業訓練校に今年も8名の入校生がありました。3学年で20名程の訓練生がいる中、3年生の棚橋孝介君((有)後藤業務店、豊橋)が技能五輪全国大会(おきなわ大会)に出場し見事「敢闘賞」を獲得しました。本年来年と2年連続で愛知県で開催される「あいち技能五輪」に向けて若手技能者にいい刺激となりました。
「建設労働者緊急育成支援事業(建設業基礎コース)」において求職者に対し当組合で壁塗り体験等を3回実施し、「建設系高校入職促進事業」のため県立工業高校2校へ12日間にわたり講師を派遣し、「第3回建設専門工事業合同体験フェア」に参加し青年部を中心にオアシス21で東海地区の高校生に壁塗り体験等を実施、当組合にて中学校の職場体験の受け入れを2校しました。
この他にも、名技連ボウリング大会、京都愛知親睦野球交流会、日左連青年部サミットなど後半に集中して行事があり本当にお疲れ様でした。
委託事業である技能検定(実技試験)は、名古屋会場が技能五輪予選愛知大会と3級の実技試験のため初めて3日間の日程となりました。これは若い技能者を目指す高校生の参加が増えたためです。これからも組合として高校生の技能五輪出場と資格の取得に協力して一人でも多くの若い人材が入職してくれることを期待します。

「組合員全員がプライド・夢・希望の持てる業界」にするためにも皆様のより一層のご支援をお願い申し上げます。
最後になりましたが皆様方のご健康とご多幸を祈念しまして新年のご挨拶とさせていただきます。

機関誌『愛左協2019』